建築部の黒田です。
数か月前ですが、岐阜県の白川郷へ行き世界遺産である合掌造りの家屋を見てきました。
合掌造りは、茅葺の屋根が両側から「人」の字形に寄り掛かったような形状となっていて、これが合掌造りの名前の由来となっているようです。
建物の中を拝見させてもらうと、小屋裏が4層ぐらいあります。昔は蚕を飼う空間だったようですが、各階は広く、何回も階段を上るので、いったい何階建ての建物なのだろうと感じます。
またこの屋根構造は木材を縄で縛って組み上げてあり伝統の技を間近に見ることが出来ます。
それから茅葺屋根の葺き替えは40年に一度ぐらいの間隔で行われるようですが、100人を超える地域住民の助け合い組織「結(ゆい)」によって受け継がれているそうです。頼む方も受ける方も一大イベントですね。
でもこう言った日本の伝統文化は私たちの時代で絶えることなく、なんとか継承していきたいものです。